2010年7月31日土曜日

今の日本はあらゆる可能性を試してはいない

今回は、記事【外交における大人の対応】のコメント欄からお寄せ頂いたbaseheat様の質問に対して、『崇徳天皇』と名乗る霊からの回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ baseheat様の質問

(前略)
ひとつ、まるで今回のお話とは関係ないので、もし今に関係があるのならうかがいたいことがあります。明治天皇、昭和天皇のお二方とも、時代の節目に崇徳天皇にご挨拶にいらっしゃっていたかと思いますが、崇徳天皇は日本の何かに深く関わっていらっしゃる方なのでしょうか。

明治天皇は1868年の即位の礼を執り行うに際して勅使を讃岐に遣わし、崇徳天皇の御霊を京都へ帰還させて白峯神宮を創建されたとのこと。昭和天皇は東京オリンピックの開催に際して、崇徳天皇陵に勅使を遣わし、崇徳天皇式年祭を執り行ったとのこと。明治の始まる時と、昭和の戦後、日本の高度経済成長のシンボルともいえる東京オリンピックの時代、どちらも時代が大きく変ろうとしている時に、崇徳天皇に関わっていらっしゃるな・・・と思いました。
その崇徳天皇は伝説に〔讃岐に流された後の生活で、仏教に救いを求め写経をするに至ったほどだったのだが、その真心を踏みにじられせっかくの写経本に「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向す」と書き込んだ〕という話が残っています。能の演目としても取り上げられているのですが、そこでは怨霊ものというよりは、時代の波の中、志半ばで崩御されたお話として含みを残しています。 二度も日本の大きな時代の節目に祀りが行われた崇徳天皇という方は、本当のところどのような方だったのか、何を志していたのかを知りたいと思いました。





■ 『崇徳天皇』と名乗る霊の回答

「今回はこのような形でお話の場を設けていただきまして、まことにありがとうございます。
Baseheat様からの折角のご要望でございますが、生前の考えをお話する事にはあまり意味を感じませんので、今現在の私が考えている事をお話させていただきたいと思います。
過去の経験の蓄積があって、今の私があるのだという事を考慮に入れていただき、お話を聞いていただければ幸いでございます。

己を守る事のみを考え、矜持や対面を維持する事には何の意味もありません。
多くを守り、生かす為のものである必要があります。
それは、個人でも国でも同じ事が言えます。
己のみを思い、周囲を顧みない者は、結局、争いや裏切りの果てに死を招く事となります。
繁栄を手に出来るのは、ほんの一時の事です。
その後には、荒廃と死が付き纏います。
己のみを思うその心根が、結果として己を追い詰め、死に至らしめる事になるのです。
多くを生かし、共にある喜びを求めた先にあるのは、安定と繁栄であります。
違う考えや性質を持っている事は、決して悪い事ばかりではありません。
それらの違いを超えた先にある繁栄は、より強固なものとなり、揺るがされる危険も少なくなります。
違う者同士が協力する事で、より多くの可能性を生む結果となるのです。
それらの違いを生かし、より安定した繁栄を共に享受する為に今出来る事を考え、あらゆる可能性を模索し続ける作業はとても重要な事のように思います。
最初から可能性を考える事を放棄しては、何も成す事は出来ません。
今の日本は、諸問題に対し『もう放棄するしかない』と、匙を投げるほどに可能性を試してはいません。
可能性を充分に試さないうちに全てを諦めてしまうのは、とても残念な事であると思います。
敵愾心の表れは、可能性を諦め防御に徹した姿です。
そこには、己のみの生しかありません。
今の日本は、まだ可能性を捨ててしまうには早すぎます。
国内問題においても国外問題においても、まだ共存共栄出来るだけの可能性が残されております。
共に生きる道を模索し続け、それらの提案を受け入れていただける余地を探し続ける必要があるように思います。
当然、生かす事が目的ですから、違法行為により脅かされている部分に関しては適切な対処が必要です。
厳しいルールを設けながらも、そのルールを守った先にある安定と繁栄を理解していただけるような努力は必要であると思います。
言葉では通じないのであれば、実践して見せるのが一番です。
日本国民が率先してそれらを実践し、安定と繁栄を実現する必要があります。」

(2010年7月29日)





この度、baseheat様の求めに応じる形で、『崇徳天皇』と名乗る霊からのメッセージを始めてご紹介する機会を得ました。
また、今回預かった回答に添えて「(メッセージの内容が)他の方と重複してしまうかも知れない」とのコメントがあり、その点を気がかりに思っていたようです。
しかし、複数の霊界の住人が重ねて強調するということは、その点が霊界の住人全般として重視している事柄であり、なおかつ私たちには不足しているように見えるので、あえて度々注意喚起を促しているのだと思いますが、いかがでしょうか。

【Silvercord】管理人 

2010年7月30日金曜日

異なる価値観を摺り合わせること

今回は、記事【日本人の潜在能力】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問を受けて、霊界の住人の皆様の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

はじめまして。
初めて書き込みさせていただきます。
早速ですが、質問がございます。
こちらの内容とはまるで違う質問なのですが、どこに質問を書き込めばいいのかわからないもので、失礼を承知で書き込みさせていただきます。
もし重複しているようでしたらすみません。
大東亜戦争で日本は、兵士の方々はもちろん、とても多くの民間の方々も無残に殺戮されました。
広島・長崎の原爆、東京大空襲(http://turl.ca/uxdc)や地方都市への空襲、『我ら降伏せずサイパン玉砕の狂気と真実』(田中徳祐氏)に書かれた、サイパンでの日本人虐殺(http://turl.ca/xnhboyo)、リンドバーグの日記にあるような、アメリカ軍の日本人捕虜虐殺(http://turl.ca/rjewa)、満州や樺太で起きた日本人民間人の虐殺…など、話を読むだけでも胸が詰まります。
まるで日本人に対するジェノサイドのようです。
この方々の死を無駄にしないためにも、なんとか日本を守りたい、という思いを日々強くしています。
最初の質問は、この日本人に対する大量殺戮には、どのような意味があったのか、ということです。

そしてもう一点。
私はアメリカに住んでいます。
日本を覆っていた結界が取り払われ、日本人がいろんな事に気づき始める、ということですが、それは海外に暮らす日本人へも同じ影響があるのでしょうか。
以前、こちらに住む日本人の方々にいろいろと働きかけたのですが、日本の政治には全く興味がないような方が多いのか、なかなかうまくいかずに悲しい思いをしたものですから…。
以上2点、よろしくお願いいたします。





■ 霊界の住人の回答

「多くの日本国民が戦争でお亡くなりになりましました。
それが切っ掛けとなって、外国の脅威を身近に感じるようになった方は少なくないと思います。
良好な関係を保っている場合は気に掛ける必要が無いように思われた外国との関係を、否が応でも意識せざるを得ない状況に陥りました。
それまでは、一部の国政にかかわりのある人達が関心を持って対応してきたものです。
開かれた国、民主主義国家としては、それでは足りません。
国民全体が国政に関心を持ち、国家を支えてゆく必要があります。
日本以外にも多くの国があり、それらの影響は時として日本を破壊するほどの威力を持つという事を、身を持って知る事になりました。
日本には無い文化を持ち、日本人が考えもしない行動に出る、それが外国です。
その違いを日本人は強く意識し、適切な対応を心掛ける必要があります。
そしてそれは、外国の人達から日本を見たときも同じ事が言えますね。
彼らには日本人の考えは理解出来ないでしょうから。
それでは、違う考えを持つもの同士が安定した関係を築くには、どのような部分に関心を持ち、注意を払う必要があるのでしょう。
今もまだ、その答えは出ていないようですね。
だからこそ、日本は今、混乱状態にあります。
あれだけの経験をしながらも、日本はまだ外国の脅威に対する適切な対処が出来ていないようです。
米軍が日本国内にいることで、日本人の心には依存する気持ちが生まれてしまいました。
本来であれば、全て自分達の力で対応しなければならない事を、今現在は米軍が肩代わりしている形になります。
もう戦後60年以上が経ちました。
それなのにまだアメリカに頼っていますね。
そろそろ、アメリカを頼る事から卒業する必要があります。
大東亜戦争でお亡くなりになられた大勢の日本国民の命を思うのなら、日本は名実共に自立した国として、世界の中にあって安定的な国家運営を出来るようになる必要があるのでは無いのでしょうか?
彼らが自らの命を持って教えてくれていることなのですから。
先ずそれが第一歩ですね。
それが何れは世界に広まり、全ての国が安定した状態を保てるように力を注ぐ必要があるでしょう。
その為にも、やはり、日本と世界の国々の違いはきちんと把握しておく必要があります。
世界にはそれぞれの価値観があり、その違いを認識してお付き合いをすることは、決して差別ではありません。
寧ろ、相手の価値観にお構いに無しに、無闇矢鱈に己の価値観のみで付き合うほうが、余程関係を悪化させる事になります。
それではただの価値観の押し付けで、場合によっては最悪の事態を招く事になります。
違うのは当たり前の事であり、違いを前提に付き合うのは陶然の事でしょう。
本当に無礼なのは価値観の違いを無視した押し付けの行為であり、それらの行為は破壊と絶望しか生み出しません。
それは、例え善良なる精神から発せられた善行でも同じ事です。
相手の価値観を認識することなく行なわれる善行は、単なる親切の押し売りに過ぎません。
どのような場合でも、価値観の違いを理解した上で行動しなければ、何事も上手く噛み合わず作業が難航してしまいます。
お付き合いをする相手国が素直な場合は、日本人の持つ実直さや誠実さに触れる事で良い結果をもたらしてくれるようですが、狡猾な国との関係を見たときに、どうもあまり上手く立ち回る事が出来ていないようです。
それが今、日本で問題になっている事柄の原因のようですね。
日本人が考える良識では通用しない事を考慮に入れ、それらの国々との適切な付き合い方を考える必要があります。
その為には、やはり、良く観察して相手が持つ性質を理解出来るように努力をする必要があります。
する側にしろ、される側にしろ、依存心は両国の関係を歪ませ、争いの火種を生む原因になりますので注意をする必要があります。
今の日本はまさに、火種だらけですね。
これらの依存関係を清算する必要があります。
清算するにしても、ただ突き放すのでは意味がありませんから、そこのところは良く考えてから行動に移す必要がありそうです。
依存するのも突き放すのも、向かっている方向性が違うだけで、その根本にある精神は同質のものですから。
何事にもバランスが重要なのです。

結界の解除は、切っ掛けの一つに過ぎません。
それまでは分かり難かった事象がハッキリ認識出来るようになったというだけですので、意識して情報を知ろうとは思わない方はいつまでも知らないままでいる場合が多いです。
何か自分自身に大きく関わるような出来事があって初めて人は関心を持ちますから、それまでは難しい事なのかもしれません。
既にお気づきの皆様に出来る事は、関心を持った人が何時現れてもいいように自ら出来る事をコツコツと積み上げる事だと思います。
皆様が懸命に努力を重ねている姿そのものが、周囲の方へのメッセージとなって広まってゆく事でしょう。」

(2010年7月29日)





以前投稿した結界関連の記事でも述べておりますが、今回の『日本を覆っていた結界』が開かれた影響は、基本的には日本国内に限定されます。
仮に海外に影響が及ぶとしても、発端は日本国内であり、海外への影響は日本の動きを受けた反響程度でしょう。
匿名様も質問で述べておりますように、海外在住の方には今の日本国を取り巻く環境の変化を実感することが難しい為、 日本国内在住の方と『現在の日本の空気』を共感し難いのです。
しかし、現在進行中の事態の中心に浸かっていないと分からないこともあるのと同時に、一歩引いた位置から全体像を俯瞰することによって初めて見えてくるものもあります。
どちらが良いとか悪いと言うことではなく、置かれた環境や立場の違いによって、見えてくるものや関心を持つ物事が異なるのは当然であり、またそれぞれの立場に応じて求められる役どころも変わって参ります。
日本国内にいるからこそ出来ることがあり、また海外に暮らしておられるからこそ分かることや出来ることがあります。
匿名様は米国在住とのことですが、米国におられるからこそ出来ることがあるように思いますが、いかがでしょうか。

【Silvercord】管理人 

2010年7月25日日曜日

日本人の潜在能力

今回は、久々に『中川昭一』と名乗る霊からのメッセージを預かりましたので、ご紹介したいと思います。
実は、今回の中川昭一霊登場のきっかけは、記事【『アドルフに告ぐ』に関連して】のコメント欄に頂いたd様の質問を受けてなのですが、こちらは既に別の方の回答を得ておりますので、質問とは関わりのないメッセージとなりました。





■ 『中川昭一』と名乗る霊のメッセージ

「皆さん、お久しぶりです。
ちょっとだけ時間が空いたので、折角ご指名いただいた事だし、何か話をしようと思う。

先の参議院選挙では、みんな良く頑張ったね。
諦めずにコツコツと努力を積み重ねてきた成果が少しずつ出始めている感じです。
未来への希望を胸に、これからも共に頑張りましょう。

日本国民が潜在的に持つ能力はとても高いものであると思う。
自覚していない状況でありながらも、今の日本を作り上げてきたんだから相当なものだよね。
自虐史観なんて言いながらも、これだけの発展を遂げるなんて、そうそう出来る事じゃないと思う。
友好関係にある国が数多くある事からも分かるように、基本的には人好きのする性質であるようだ。
罪悪感に囚われ遠慮するよりも、今出来る事を考え、更なる発展を目指す精神というものが備わっているのだろう。
自虐史観に囚われ、罪悪感だけを持ち続けた人たちが、果たして、これだけの事を僅か六十年程度で成し遂げる事が出来るのだろうか?
一時的には周囲の影響に振り回される事はあっても、最終的には解決策を見出し、更なる発展を目指してゆくのだろうなと思う。
みんなは自分達の持つ力を信じて、今を懸命に生きることが一番いいような気がする。
自覚していなかった時でさえ今の日本を作り上げてきた事を考えると、最近は自覚する人達が増えてきているから、その先にある未来には途轍もなく大きな希望がある事だろう。
日本人は決して、罪悪感から来る遠慮から今の状況を招いたわけでは無いと思う。
どちらかというと、鷹揚過ぎるのだろうなという印象だ。
世界の国々の価値観からはあまりにもかけ離れていた為に、一部、問題が大きくなってしまったのかもしれない。
これらの性質は、日本の良さであると同時に弱点でもあるのだろう。
日本を知り世界を知る事で、これらの問題は解決出来ると思う。
日本と世界の価値観の違いを見極め、適切な対応を心掛けたいものだ。」

(2010年7月24日)





さて、春の活動開始以降、『中川昭一』と名乗る霊は非常に忙しい日々を送っているとの事で、今後もしばらくの間は多忙な日々が続くようです。
その為に、ご覧の皆様から中川昭一霊宛のコメントや質問をお寄せ頂いても、それに対する回答やコメントに応じて頂けなかったり、時間がかかってしまう場合がありますが、ご了承願いたいと思います。

【Silvercord】管理人 

2010年7月24日土曜日

外交における『大人の対応』

先日投稿した記事【自国の繁栄と共存共栄】のコメント欄に頂いた匿名様のご意見について、『明治天皇』と『昭和天皇』と名乗る霊の連名によるコメントを預かっております。





■ 匿名様の意見

日本の外交官とイギリス外交官との交渉で、日本が譲りまくって、イギリスがならばとどんどん要求を上げていったら最後に日本がキレてイギリスは大変な目にあった、という有名なお話がありますが、なんというか日本以外とは「外交言語」が違うんだなと思います。
日本人同士の心積もりで外国の人たちと接しているとこちらが譲歩するばかりで誇りとお金をすり減らす。かといってあちらは考慮なんてせずに、日本は脅せば何でも言うことを聞くと思ってどんどんつけ上がります。
このままではそれこそWW2のようにキレてしまいかねない。それでは同じことの繰り返し。じゃあどうするのか?

突っぱねればいいんですよね。いくらこちらが大人の積もりで言うことを聞いてあげても、あちらは我侭な子供のように次はあれやってこれやってと要求は果てしがない。
どこかでもう出来ませんと伝えねばならない。
外国の外交言語と同じ言語を使えばいいんです。日本の「お互い様」精神は通用しないのだから彼らと同じ土俵に上がって日本の立場・考え方を堂々と説明する。
そうしたら「あ、言うこときかなくなった。これ以上突っ込むとやばいかも」と口をぬぐって掌返して友好的になると思います。日本には力がないわけではないので、こちらもあちらの弱みをつけばいいのです。
「互いに尊重しあう」というのは対等に喧嘩が出来る、というのも入ると思います。今の日本の謝罪外交は弱腰のようですが、実は上から目線だと思います。





■ 『明治天皇』と『昭和天皇』と名乗る霊の連名による意見

「どうやら、私どもの言葉が不足していたようでございますね。
私どもは何も、『他国の言いなりになりなさい』とは言っておりませんし、今のままで良いとも言ってはおりません。
どのような判断を下す場合でも、その動機が自己中心的で身勝手なものになってしまうのは危険な事であると言っているのです。
それに、今の日本の外交姿勢は、あなたが仰っておられるような『大人の対応』というものからは程遠いものであると思われます。
相手国との距離間を推し量れずに右往左往している姿はまるで幼子のようです。
互いに自分達の価値観で全ての物事を推し量り、それらの価値観を押し付けあっているように見えます。
だからこそ、すれ違いや誤解が生じるのでしょう。
ご質問にあるイギリスと日本の関係にしても、本当に日本側が大人の対応をしているのであれば、イギリス側の性質を良く理解した上で、もっとスマートに先を見据えた交渉が出来るはずです。
ですから、あなたが仰っておられる『大人のつもりで言う事を聞いてあげる』というのは、少々おかしな理論のような気がいたします。
その理論ですと『子供を甘やかすのが大人である』という事になってしまいます。
私どもからは寧ろ、イギリスと日本はタイプの違う子供であるように見えるのです。
タイプが違うからこそ、互いに相手を理解出来ず、話が上手く噛み合っていない状態という感じが致します。
いくら自分達の思うとおりに相手に思いが伝わらないからと言って、突っぱねるという形で反発するというのでは何も解決出来ないと思うのです。
鎖国するつもりなのであれば、それはそれで良いのかもしれませんが、世界の国々と今後も付き合ってゆくつもりなのであれば、その様な考え方では日本が孤立してしまいます。
今の皆様に最も必要な事は、日本という国をきちんと理解するのと同時に世界を知る努力をする事だと思います。
日本に得手不得手があるように、イギリスにも得手不得手があります。
そして、タイプが違うという事は、日本が不得手な事柄に関してイギリスは得意であるという場合もあると思うのです。
そういった場合には、協力を仰ぐ事で、それまでは解決不可能と思われていた物事が好転するという場合もありますね。
逆もまた然りです。
そう考えますと、あなたが仰っておられるような、突っぱねるという対応は感情が勝ち過ぎているように思われ、外交という意味ではあまり得策では無いように思われます。
今の日本に本当に必要なのは“適度な距離間を推し量れる術を身に付ける事”だと思われますが、如何でしょうか?
それとご質問者様にお聞きしたいのですが、あなたは相手もしている事なのだから弱みをつけば良いと仰いますが、あなたご自身は弱みをついてくるような国を信頼出来ますか?
日本が不愉快に思う事を相手国に対して実行するのは本当に日本の為になる事なのでしょうか?
それこそ戦争になってしまいますよ。
自分達の立場や意見を相手に伝える事と、自分達の価値観を押し付ける行為は全く異なります。
あなたの理論だと、結局は価値観の押し付け合いになってしまいます。
もう少し冷静に考えてみてください。
もしも交渉材料にするつもりなら、相手国の弱みの部分を補えるような、日本ならではの提案をする方が、余程両国にとって有益であると思われます。
交換条件といったところでしょうか。
その上で日本の意見を述べた方が、喧嘩腰で意見を押し付けてしまうよりもスムーズに交渉出来るのではないのでしょうか?
今の日本の外交姿勢は確かに問題もございますし、あなたが仰っておられるように、日本はもっと自分達の意見を主張しても良いと思われますが、感情に支配されて思いをぶつける喧嘩と、理性で話し合う交渉は全く異なります。
理性を失えばあっという間に足元を掬われ、相手国の好いように利用されるだけですよ。
日本はもっと上手な駆け引きの仕方を覚える必要がありますね。
国同士の話し合いですから、あらゆる可能性を模索し、リスクを最小限に止める必要があるのです。
場合によっては交渉決裂という事もございますが、冷静に状況を見極め、適切な対処が出来ていれば、いきなり戦争になるという事はございません。
開戦するという事は相手国にとっても大きなリスクになりますから。
戦争は最終的な自衛手段ですから、それまでに出来る事は沢山あると思われます。
それに、協力関係にある国が多ければ多いほど、戦争になる危険性は減りますね。
価値観が異なっている事実を認め、その上で互いの意見をすり合わせ、それらの話し合いを基に両国間が共有出来る新たな価値観を創造してゆく。
そうした努力を積み重ねる事が、延いては世界の安定に繋がるのだと思います。」

(2010年7月23日)





今回は回答を求めたわけではありませんが、霊媒が頻繁に閲覧しておりますので、霊媒を通じて霊界の住人の皆様にも当Blogの記事や皆様のコメントが伝わるようになっております。
ですから、霊界の住人から見て気になるコメントについては、こちらから求めなくとも意見を寄せて頂く場合があります。
さて、今回匿名様のご意見に対して、『明治天皇』と名乗る霊と『昭和天皇』と名乗る霊は「果たしてそうでしょうか」と疑問を投げかけ、もう少し考えて見るように勧めております。
明治天皇霊と昭和天皇霊の意見について、投稿者の匿名様はどの様な感想を持たれましたか。
また、ご覧の皆様はどの様に思いますか。

【Silvercord】管理人 

2010年7月22日木曜日

自国の繁栄と共存共栄

今回は、前回投稿した記事【『事実を拡散する』とは?】にてご紹介したd様の質問について、『明治天皇』と名乗る霊と『昭和天皇』と名乗る霊の連名による回答を頂きました。
重複してしまいますが、改めてお寄せ頂いた質問を掲載して、回答をご紹介したいと思います。





■ d様の質問

こんばんは。いつも興味深い記事をありがとうございます。

近現代史という事で私にも気になる事があります。
ここ数日、日韓併合100周年に向けて菅首相が韓国へ
「村山談話」を超える謝罪をするだとか、韓国側が天皇陛下に対し謝罪を求める訴訟を検討しているなど、とても不穏な動きが見て取れる状況になっております。
政権交代後、何となく噂されていた事が現実味を帯びて参りました。
勿論、事実でない事は何としても抗議して行きたいと思っておりますが、この動きに対して中川昭一先生や昭和天皇・明治天皇、または過去の首相の方々のご意見を賜れないものかと思いコメントをさせて頂きました。
幾度となく解決の機会や条約が交わされたにも関わらず、一部の人々の度重なる要求には正直うんざり致します。
しかしそれを関心を持たずに流し続けて来た国民へのツケが廻って来ているとも感じております。
私達は地道に事実を拡散し、一人でも多くの方に覚醒して頂くようにこれからも努力をしなければなりませんし、
今がまさに日本にとっての岐路だとも感じるのです。
このまま誤った自虐的近現代史とともに自滅の道をたどるのか、
それとも毅然とした態度で日本を再生するのか。
全ては国民次第だと痛感しておりますが、なんとしても今上天皇への訴訟や謝罪要求を含む韓国訪問は阻止したいと思っております。
微力ながらの拡散で、陛下をお守りできるものか不安です。





■ 『明治天皇』及び『昭和天皇』と名乗る霊の回答

「今回はd様のご希望ということで、久しぶりに皆様へお話する機会を設けていただけました事に深く感謝いたします。
それでは少し、私どもの考えをお話させていただきたいと思います。

ご質問にあるように、日本は多くの問題を抱えており、今当に岐路に立たされている状態であると言えるかもしれませんね。
このような困難とも思える状況下で、皆様は様々な思いを抱いておられる事でしょう。
何もお気づきでない方々は、今も知らずにのんびりと構えておられるかもしれませんが、問題点に逸早くお気づきの皆様には気が気でない状況であると思われます。
何故その様な事になってしまったのでしょうか?
もしご質問にある韓国が、日本と共に繁栄する道を選び、良い意味での協力関係を築こうと考えていたならば、今回のような事にはなりませんでしたね。
日本国民である皆様が不快に思うような事は起きなかったでしょう。
それでは何故、それら韓国の行いに対して皆様は不快に思ってしまうのでしょうか?
彼らは韓国のみの繁栄を考え、形振り構わず身勝手な行いをしているように見えるからではないのでしょうか?
日本を陥れた先にある韓国の繁栄という考えが、あからさまな程に見え隠れしているからこその不快感であると思われます。
人は誰しも、我が身可愛さから自己主張を優先し、周囲に気を配る事を怠りがちになる傾向がありますね。
ですが、それでは他者との良好な関係を築く事は出来ません。
他者との良好な関係を築くためには、互いに尊重しあい、共に繁栄して行きたいとの思いを抱いている必要があります。
身勝手な行動の先にあるのは、相応の報いのみとなります。

さて、それでは今度は逆の立場で考えてみましょうか。
今の日本が抱える問題点にお気付きの皆様の中には、『韓国並びに中国や北朝鮮とも今後一切関わることなく距離を置きたい』と願っている方もおられるようですね。
それではここでご質問をさせていただきたいのですが、その様に思われる動機は一体どこにあるのでしょうか?
日本の防衛のみに重点を置き、それら緊張関係にある国々と距離を置きたいと考えておられる方が殆どであると思われるのですが、如何でしょうか?
今のままでは日本が危ういと皆様が心配しておられるのは解りますが、日本の防衛のみに終始し、近視眼的なものの見方しか出来なくなってしまうと、日本は身勝手な思いから過ちを犯してしまう危険性が生じるのではありませんか?
不愉快な思いをしているのですから、一時的に感情に囚われてしまうのは仕方のない事かもしれません。
ですが、何時までも心を激しい感情に支配され、目の前の現実が見えなくなってしまうのはとても危険な事のように思います。
日本の防衛のみに終始し、もし仮に、例えそれらの国が滅びようとも自業自得であるという考え方を持ってしまったとしたら、果たして日本の未来の為になるのでしょうか?
それでは、自国の繁栄しか考えていない身勝手な国になってしまうのではありませんか?
例え、考えた末にそれらの国々と距離を置いてしばらくは静観した方が良いという判断を下したとしても、その考えへと至る動機は共に繁栄する未来を見据えたものでなければ物事は思うように運ばないと思うのです。
共に繁栄する事を願い、そこに至るまでに足りていないものを考え、その上で判断を下す必要がありますね。
共に繁栄する為に足りていないと思われるものを一つずつ積み重ねる作業の一環として、『一時的に距離を置きましょう』という判断が下されたのであれば、それは両国にとってとても大きな飛躍に繋がる事でしょう。
周辺諸国が安定的に繁栄する事が、延いては日本の安定と繁栄に繋がる事を覚えておきましょう。
そして、その為に今の日本が出来る事を考え、一つずつ根気良く成果を積み上げてまいりましょう。
良好な関係にある国と信頼を深めるのは大変重要な事ですが、信頼が築かれていない国との関係を良好なものへと導く作業も同様に重要な事だと思いますから。」

(2010年7月20日)





この回答については、明治天皇霊や昭和天皇霊のメッセージを霊媒が上手く受け止め切れていない様です。
質問の内容が大雑把ですので、回答も何となく焦点が暈けた様になってしまうとのこと。
疑問があれば答えて頂けるようですが、質問は具体的にと念を押されておりますので、質問のテーマを限定された方が、意図した回答を得やすいと思います。

【Silvercord】管理人 

2010年7月19日月曜日

『事実を拡散する』とは?

今回は、記事【『アドルフに告ぐ』に関連して】のコメント欄にお寄せ頂いたd様の質問を受けて、『田中角栄』と名乗る霊の回答を預かっております。





■ d様の質問

こんばんは。いつも興味深い記事をありがとうございます。

近現代史という事で私にも気になる事があります。
ここ数日、日韓併合100周年に向けて菅首相が韓国へ
「村山談話」を超える謝罪をするだとか、韓国側が天皇陛下に対し謝罪を求める訴訟を検討しているなど、とても不穏な動きが見て取れる状況になっております。
政権交代後、何となく噂されていた事が現実味を帯びて参りました。
勿論、事実でない事は何としても抗議して行きたいと思っておりますが、この動きに対して中川昭一先生や昭和天皇・明治天皇、または過去の首相の方々のご意見を賜れないものかと思いコメントをさせて頂きました。
幾度となく解決の機会や条約が交わされたにも関わらず、一部の人々の度重なる要求には正直うんざり致します。
しかしそれを関心を持たずに流し続けて来た国民へのツケが廻って来ているとも感じております。
私達は地道に事実を拡散し、一人でも多くの方に覚醒して頂くようにこれからも努力をしなければなりませんし、
今がまさに日本にとっての岐路だとも感じるのです。
このまま誤った自虐的近現代史とともに自滅の道をたどるのか、
それとも毅然とした態度で日本を再生するのか。
全ては国民次第だと痛感しておりますが、なんとしても今上天皇への訴訟や謝罪要求を含む韓国訪問は阻止したいと思っております。
微力ながらの拡散で、陛下をお守りできるものか不安です。





■ 『田中角栄』と名乗る霊の回答

「みんな忙しくてね。
今回は私が話をさせてもらうとしようか。

日本の近現代史について事実を拡散した先にみんなが望む日本の姿っていうのは、一体どんなもんなのかねぇ?
どうもね、『事実を拡散する』という事が目的化してしまっているような気がするんだがねぇ。
事実を拡散するのは、あくまでも手段であって目的では無いんじゃないかな?
どうもみんなの話を聞いていると、本来の最終目的であるはずの『事実を知る人間が増えた先にある日本の未来展望』が見えてこないのは私だけなのかねぇ…。
今のみんなは、手段が目的化してしまっている事に気付かないで、頭を抱えて悩んでいるように見えるんだよなぁ。
みんなが望む日本の未来ってぇのは一体どんなものなのかをハッキリさせる為に、一度みんなで意見の擦り合わせをする必要があると思うがね。
例えば、『一体何を主軸にして今後日本を成長させるつもりなのか?』『世界の中で日本はどんな役割を果たして行きたいのか?』と言ったような最終目的を明確に思い描いておかないと、どんなに有益な活動をしていても、結局途中で足並みが乱れて思うように事が運ばなくなるよ。
先ず自分達の足元を支える地面をどんなものにしたいのかを明確にする必要があると思うんだがね。
足元を見ないで目の前ばかり見ていると、いつか石に蹴躓くからねぇ…。
痛い思いをするのは自分達という事になりかねないねぇ…。
日本の未来を創造するという最終目的があって、初めて目的達成の為に最も効率のいい手段が分かるんじゃないかね。
そこを面倒に思ってはいけないよ。
例え遠回りに見えてもハッキリさせておく必要がある事だ。
そうじゃなけりゃ、国民は何を支えに努力すりゃあいいのか分からないだろう?
これらの事柄は本来政府が音頭を取らなきゃ成らん事なんだがね、現政府に物申すつもりなら、みんなもそれなりの目的と根拠を示す必要があるように思うよ。
そうでなけりゃ、関心の無い人間には伝わらんよ。
先ず、日本の未来の姿を思い描きやすいようなカラーをつけてあげる必要があるね。
日本という国にみんなはどんなカラーを付けたいかな?
黄色みたいに暖か味のあるカラーかな?
それとも青みたいにクールなイメージのカラーかな?
赤みたいな情熱を感じるカラーかな?
緑のように安らげるカラーかな?
誰にでも分かりやすいカラーを付けてあげる事で未来を思い描きやすくなるし、みんなが目指しているものが誰にでも解かりやすくなるだろう。
ここで言っているカラーっていうのは比喩なんだけど、それくらいに解かりやすい目標って言うのは結構大切だよ。
先ず興味を持ってもらわにゃ成らんからね。
先の記事で鄧小平氏も言っていたように、未来への希望が見える伝え方を心掛ける事は重要だと思うね。
『自分達も協力してみたい。それだけの価値がある』と思ってもらえればこっちのもんさ。
みんなはどんな時に、あるいはどんな人達に積極的に協力したいと思うのか良く考えてごらんよ。
そして、今の自分の活動の仕方と比べてみてごらん。
今後どうすればいいのか見えてくるから。

さて、韓国の動きについてだが、ハッキリ言ってみんなが思っているほどは心配していないんだよ。
今の状況はほんの一時的な事だからねぇ。
彼らは先の事をまるで考えていないだろう?
今のままでは世界の信用を失うだけだし、何より今の日本を失って一番困るのは彼らの方だろう?
今の日本だから成り立っている事柄なんて沢山あるんだから、そのバランスを崩せばどうなるのかなんて事は容易に分かるはずだ。
だとしたら、もし彼らが賢ければ致命的なダメージを受ける前に手を引くだろうし、愚かなら自分達がした事の付けが回って自滅するだけだよ。
もし後者ならば、考え無しに猪突猛進しているという事だからなぁ…。
こういう連中は防御が苦手で攻めの一点張りだから、陥落するのは早いんだよ。
現政権が彼らの策略に加担していたとしても、共に自滅するだけさ。
愚かなのは彼らも一緒だからねぇ。
今の日本あってこその権力と金なのにねぇ…。
全くそんな事も分かっていないんだから愚かな連中さ。
チョッとした小金と見せかけの権力が欲しいだけなら、大人しく今持っているもので満足していれば良かったのにねぇ。
今が失われた先を考えた事も無いんだろうが、それにしても先読みが出来ないにも程があると思うねぇ…。
日本人にも感情があって、それぞれに意思を持って活動しているという事を考えた事すらないんだろうかねぇ。
何時までも思い通りに動いてくれるロボットだと思っていたら、結局は痛い目を見るだけだと思うんだけどなぁ。
日本人が本気で怒ったら一体どうなるんだろうねぇ。
日本の方が堪忍袋の緒が長い分だけ、欧米諸国が怒るよりも怖いと思うんだが、はてさて、どうなる事やら…。」

(2010年7月19日)





日本の歴代首相の霊団を代表して、『田中角栄』と名乗る霊からの回答をご紹介しましたが、興味深いテーマに触れておりましたので、私からもコメントを追加したいとも思います。

冒頭『事実を拡散する』事が自己目的化してしまって、もっと重要な物を見落としているのではないかとの問題提起がありましたが、私も常々懸念していた点の一つです。
そこで田中角栄霊は「どの様な目的を成し遂げる手段として『事実を拡散する』のか、もう少し目的の部分について考えて見てはどうか」とアドバイスされております。
一方、私は別の観点から「『事実を拡散する』というが、その作業に携わる方が個々に“事実の信憑性”を検証をしているのだろうか」と、疑問に感じる場合があります。
『事実』というからには、誰から見ても揺るがしようのない物的証拠があるか、或いはその事実の論理的整合性がとれているかどうかによって判断するのだと思いますが、根拠の曖昧な憶測に惑わされている場合も見受けられます。
もちろん、きちんと検証した上で判断を下している方もおられるでしょうし、自分なりに検証して信憑性を判断し、自分の責任として『事実を拡散する』のでしたら、非常に意味のある作業だと思います。
また人間が行なうのですから、時には誤った判断を下してしまう場合もあるでしょうが、常々検証作業を行なっていれば自分の誤りに気づくきっかけとなり、比較的早期に誤りを正すことが出来ます。
しかし、自分自身で検証することを怠っていると、意図しなくとも、いつの間にか嘘偽りを流布して不信と混乱を招く手伝いをさせられているかも知れませんので、十分に注意された方が良いでしょう。

さて、日本人の堪忍袋の緒が切れるのかどうかはよく分かりませんが、所詮感情は一過性ですから、堪忍袋の緒が切れても時間が経てば又忘れてしまいます。
諸外国から見て本当に恐ろしいのは、日本人が感情を適切にコントロールして、冷徹に理屈で物事を判断し始めた時なのではないでしょうか。
一旦こうなってしまえば、甘えも脅しも効きません。

【Silvercord】管理人 

2010年7月17日土曜日

『アドルフに告ぐ』に関連して

前回に引き続き、記事【中国人の視点と日本人の視点】のコメント欄より、たらこ様が質問をお寄せ下さいました。
こちらも『手塚治虫』と名乗る霊をご指名ですが、早速回答が届いておりますのでご紹介しましょう。





■ たらこ様の質問

手塚先生のメッセージ、元気をいただきました。
中国人と日本人との視点の違いはありますが
お二方とも、未来に希望を持って生きようと呼びかけてくださっているのは同じだと思いました。
私も、自分のやりたいことを精一杯やっていきたいと思います。ありがとうございます。

ところで、手塚先生が質問を受け付けてくださるということで私も質問しても宜しいでしょうか?

質問は2つあります。
ひとつは、手塚先生から見た大東亜戦争時の日本のあり方についてです。
先生の名著『アドルフに告ぐ』を参考にさせていただきます。
ソ連のスパイ・ゾルゲに協力する本田大佐の息子・芳男という青年の弁で、日本の軍国主義、満州での日本人の中国人差別、戦争をするために使われる「愛国心」「大和魂」というものへの批判をされています。
芳男青年の言葉は、当時の日本に対する、戦後の日本人の想いそのものだと思います。
私もそう思って生きてきましたが、自虐史観というものを知り、また、このブログで英霊の方達のお言葉を聞き、当時の戦争や、日本軍についての考えもかなり変わりました。
先生は、あちらの世界へ行かれて、当時生きていた頃とまた違った広がりのある視点を持たれていると思います。
また、このブログに関係するということは、当然英霊の方達との何らかのつながり、あるいは彼らの弁をご存知だと推察します。

そこで質問1です。
先生が生きていらした頃と、今現在の視点と比較して、戦中当時の日本軍・日本国のあり方について何かお考えが変わられたことはありますでしょうか?

ふたつめの質問なのですが
ここにきて日本人は、もう一度近現代史をしっかり見つめなおし、自分達を必要以上に貶めるのではなく、祖国のために戦った英霊の方達を認め、感謝することが大切だと思います。

質問2として、日本人が今まで他国によって隠されてきた歴史事実を認める作業について、何かアドバイスがありましたらどうぞ宜しくお願い致します。

以上2点について、質問をさせていただきました。
(質問の内容が不適切なものでしたら、却下してくださって結構です。)

最後に先生の作品『アドルフに告ぐ』について。
高校生の時に読みました。
親友同士だったアドルフが、やがてそれぞれの立場で対立し、最後は殺し合い、迫害されていた立場の人間が逆に迫害する立場になって物語が終了する・・・
戦争は、どちらが悪くてどちらが正しいというものではない。
それぞれの正義があるから戦争が起こる。
そのことが、単なる知識としてではなく、実体験のようにものすごく腑に落ちた、あの最後の衝撃は未だに忘れられません。
戦争について、何も考えていなかった馬鹿な私に、戦争というものの一端を教えてくれたあの漫画は今も私にとって大切な作品です。
ありがとうございました。
お礼を含めて、先生にコメントを送らせていただきます。





■ 『手塚治虫』と名乗る霊の回答

「僕はね、世の中の事象を出来るだけ俯瞰する事を心掛けていたいたから、細々とした一つひとつの事象だけでは無くて、全てを総合した時に見えてくるものを作品の中で表現しているつもりなんだ。
登場人物たちがそれぞれの立場から語る言葉は、その立場の人間から見れば真実であり、それは何者にも覆す事の出来ない真理のようなものであると思う。
それぞれに守るべきものがあり、それを守る事が最優先事項とされるだろうからね。
立場の違いから来るすれ違いは、善悪で推し量る事は出来ない。
十人居れば十の正義があるように、十の国があればこれにもまた十の正義がある。
もし仮に誰かが『我こそは正義なり!』と名乗りを上げれば、その考えに反する者は不義と位置づけられてしまう。
全ての国や人々がその様な考え方だったら、この世界は常に衝突を繰り返す事になるだろう。
自分達にも守りたいものがあるように、相手にも守りたいものがあるのだという事を世界の人々は知っておく必要があると思う。
例え自分達が正義と信じて活動している事でも、他の人々の目から見たら不義としか映らないかもしれない。
考え方の違いから生じる誤解やすれ違いを解消するためには一体どうしたらいいんだろうね?
それらを解決出来なければ、何れは衝突する結果へ至る事になる。
これらの事は、世界全体で考える必要がありそうだね。
誰か一人だけ、あるいはどこか一国だけが実践したのでは完成されない価値観だと思うもの。
自分達と相容れない価値観を持つ人達とどのように付き合ってゆくのかは、みんなが暮らす世界にとって永遠のテーマなのかもしれない。
違う事を許容出来るのが一番いい事だと思うんだけれど、場合によっては自分達の命が脅かされてしまうから、そこは対処する必要がある。
今の世界はまだまだ価値観が違いすぎるから、国境は重要な意味を持つと思うんだ。
違うからこそ、それぞれにルールを設けて国を守っているんだから、そこのところは配慮する必要があるよね。
それぞれの国の中で決められている法律を侵すのは、例え外国人であってもルール違反だと思うし、それすら守れないのであれば国境を無くす事なんて永遠に出来ないと思うんだ。
理想は理想として大切に心の中に秘めておくとして、現実を見据えたものの考え方が出来るようになりたいね。
そういう意味では各国と協力関係を築いて、例えその中でだけでも同じルールの下に価値観を共有出来るのはいい傾向だと思うよ。
今はまだ腹の探りあい状態かもしれないけれど、実績をあげる中で信頼は生まれるものだと思うからね。
他国との協力関係を築く事が自分達の為になると思う人が増えてくれば、何れは世界中で協力関係を築けるようになるだろうね。
ルールを守るとか相手を尊重するといった価値観が世界中に広まって、誰に言われなくても個人の意思で実践出来るようになれば、その時が世界にとっての新たな第一歩に繋がると思う。
それまでは、価値観の伴わない人達にも誤解が生じないようなルール作りを徹底する事が、かなり重要な作業になりそうだね。
その為にも、外国人の価値観は把握しておく必要がありそうだ。
誰かの命を削る事で維持される繁栄よりは、共に生きて繁栄出来る道を選びたいね。

さて、大分話がそれてしまったね。
生前と今とでは確かに視野も変化したし、物事の捉え方も大分変化したと思うよ。
でも、心の奥底にある根っこの部分は変わっていないと思う。
日本軍や日本国について聞きたいということだけれど、こればっかりは善悪では語れない部分があるからなぁ…。
いろいろな要因が絡み合って一つの事象が発生していると考えると、それらの要因を一つひとつ検証してみて、同じ事を繰り返さないように他の可能性を探るのが一番いい事のように思う。
過去に起きた事は今更変えようが無いからね、それらの事柄について結果論を唱える事には意味が無いと思うんだ。
過去に学び、その教訓を未来へと繋げるためには、寧ろ、その結果に至るまでの経緯をきちんと把握しておく方が大切な事のように思う。
どのような経緯でその結果へと導かれたのかを把握していれば、他の可能性を探るのにとても役に立つだろう?
それこそが知識の蓄積に繋がり、成長するという事であると思うよ。
英霊の皆様については、先人達の努力の結果が今の日本だと思うから、感謝する気持ちを持てるのはとても良い事だね。
それと同時に、みんなの手で日本を未来の子供達へと大切に受け継いで行きたいね。」

(2010年7月15日)





今回のメッセージを受け取る際、霊媒Mが『アドルフに告ぐ』について余りよく知らなかった為に、手塚治虫霊が伝えたいことを上手く受け取れなかったようです。
そこで霊媒Mは急遽『アドルフに告ぐ』に目を通したところ、やっと手塚治虫霊の意図を受け取ることが出来たのだとか。
このエピソードは、霊界の住人がどの様なメッセージを送っても、受け手の霊媒が関連する知識を得ていなければ、受け取った情報を的確に表現出来ないという、霊界通信の特性を示しております。

【Silvercord】管理人 

2010年7月15日木曜日

ニートや引きこもりの問題について

今回は、記事【中国人の視点と日本人の視点】のコメント欄にて、山桃様からお寄せ頂いた質問を取りあげたいと思います。
『手塚治虫』と名乗る霊をご指名頂きましたが、早速回答を預かりましたのでご紹介しましょう。





■ 山桃様の質問

大好きな手塚先生からの励ましのお言葉、
嬉しくて朝からニコニコしてしまいました。

もしかしたら、将来、日本の国を守ってくれるのは、
漫画家の先生方が創造した心優しいロボット達なのかもしれませんね。
そんな未来がきたらいいなと、ワクワクしています。

私自身は普通の主婦で何の能力もありませんが、
せめて自分の子供が明るい夢を見られるように、
楽しい物語や漫画を教えてあげたいと思います。

今の社会では、ニートや引きこもりなどと呼ばれる若者達が問題になっていますが、
彼らは日本人の心を純粋に保とうとしているだけではないのかな?と私は感じています。
そのような若者について、手塚先生のお考えをお聞きしてもよろしいでしょうか。
可能性を秘めた若者達が、社会になじめず孤立していることが気になっています。





■ 『手塚治虫』と名乗る霊の回答

「ニートや引きこもりなどの問題はいつの時代にも多少はある事だけれど、確かに今の日本ではそれらの問題を無視出来ないほど大勢の若者達がその様な環境に置かれていると思う。
各家庭の経済力が向上したという事も一つの要因だろうから、そういう意味では悪い事ばかりでもないと思う。
それだけ生活が豊かになったという事だものね。
戦後の一面焼け野原だった時から考えたら、比べようも無いくらい経済発展したよね。
あの頃はみんな復興という一つの目標の為に懸命に働いた。
大変な状況だったけれど、未来には大きな希望があった。
そして、みんなが懸命に働いた結果、希望は叶えられたよね。
日本は立派に経済成長を遂げ、世界第二位の経済大国とまで言われるようになった。
でも、そこで希望が叶えられた結果、国としての成長意欲が失われてしまったね。
バブル崩壊の影響から先行きが見えない不安に襲われてしまったよね。
今も、多くの問題が明らかになりつつある。
こう言ってしまうと、まるで日本は今絶望のどん底にいるような気になるよね。
確かにこれは今の日本が抱えている問題の一側面であるけれども、その裏側には日本がこれから発展する上での多くのヒントが隠されていると思わないかい?
問題が生じるという事は、何かが噛み合っていないという事だろう?
その噛み合っていない何かを探り出す事で、問題を解決するヒントになるんじゃないのかな?
人は思うようにならない事実に直面すると気持ちも塞ぎがちになってしまうけれど、ほんの少し視点を変えてみるだけで、今を正確に知る事が出来るし、その先に未来を思い描く事も可能だと思うよ。
ニートや引きこもり、今は自殺者の増加も問題になっているけれども、何でもなくて安定した世の中であれば、社会現象として問題になるほど大勢の人達がその様な状況に陥る事は無いよね。
そこにはやっぱり、歪みがあるんだと思うよ。
大勢の人達が、今の社会には大きな歪みがあるから、そこを改善する必要があるという事を示してくれているんだよ。
彼らだって、今のままでいいと思ってはいないだろうからね。
どうしてその様な現象が起きてしまうのかを検証してみる必要があると思うよ。
僕は、戦後の復興を遂げた後に希望を見出せなくなったのが一つの要因だと思うけれどね。
燃え尽き症候群っていうのがあるだろう?
戦後復興という一つの目標を達成してしまった今、日本の状態はそれに当たるんじゃないのかな?
これから未来を創造する為に、国民みんなで力を注げるような新たな目標が必要になったんだと思う。
だから、国として新たな目標を掲げて、国民に希望を見せてあげる事こそが問題解決に繋がると思うんだよなぁ…。
だって、明確な目標と未来への希望があれば活動せずには居られなくなるもの。
企業だって今よりも積極的に事業展開するようになるだろうし、何より、国民の心が明るくなるよね。
そうすれば、経済不況なんて吹き飛んでしまうんじゃないの?
そうなれば、ニートも引きこもりも自殺者の数もぐっと減るんじゃないのかな?
細かい事を言えば切りが無いけれど、気持ちが前向きになれるようなアプローチが、今最も求められているものだと思う。
リスクを把握しておくのは確かに大切な事、でもそれと同時に希望が見えていればより大きな成果に繋がる。
大切なのは『社会に積極的に参加してみたい』と、国民が思えるような提案を国が示す事だと思う。
まあ、別に国じゃなくても、地域でも一企業でも家族間でも構わないと思うけれど、物事のマイナス面だけに目を向けるのではなくて、その裏側にあるプラス面にも同時に目を向ける事が出来ればいいよね。
そして、みんなで共通の目標を掲げて、完成に向けて力を傾けられるようになるといいよね。」

(2010年7月15日)





同様のテーマについて、記事【田中角栄霊が読者の方の質問に答える】にて『田中角栄』と名乗る霊の意見を伺っておりますが、双方の意見を読み比べて見るのも興味深い試みではないかと思います。

【Silvercord】管理人 

2010年7月13日火曜日

中国人の視点と日本人の視点

このところ三回立て続けて、『鄧小平』と名乗る霊からマスメディアの問題や、それから派生する話題についてのメッセージを頂きました。
霊媒を通じてその様子を観察していた『手塚治虫』と名乗る霊が、別の視点から見た意見を述べたいとの事で、メッセージを預かっております。





■ 中国人の視点と日本人の視点

「最近、数回続けて鄧小平さんからお話があったけれど、それを読んでみて思うところがあったからお話したいとおもう。

僕はね、鄧小平さんが考えているほどには日本の事を心配してはいないんだ。
まあ、中国が心配だから、少なからず影響を与えている日本に対して働きかけてきたんだろうけれど、僕は彼とはまた違った視点から日本を見ているんだ。
だって、僕は日本人だから、鄧小平さんには中国人にあって日本人に無いものが良く見えるように、僕には日本人にあって中国人に無いものというのを良く知っているからね。
日本人の粘り強さや勤勉さ、何より好奇心旺盛で向上心が高い事を良く知っているから。
新しい事に敏感で順応するのも早いし、慎重なようで大胆な部分があるとか、細かい配慮が得意だとか包容力があるだとか、日本人が持つ良い気質を挙げようと思えばいくらでも挙げられそうだと思う位だもの。
確かに足りない部分を自覚する必要はあるけれど、それと同時に自分達が持っている良さも自覚出来ていれば、それは大きな力になるからね。
それに、やっぱり、何だかんだと言っても日本人は日本が大好きだよね、自覚していないだけで。
そうじゃなければ、今の日本っていうのは存在していなかったと思うんだ。
嫌いという思いも好きの裏返しだしね、全く関心が無かったら何とも思わないだろうし、関心があるから気を揉むし不満も出る。
不満に思うという事は、まだ諦めていないという証だと思う。
好きと嫌いは一見正反対の感情だけれど、そこには同じだけの期待と希望が込められていると思う。
マイナスに働くのが嫌いという思いで、プラスに働くのが好きという思い。
サブカルチャーなんていうものが盛んなのも、やっぱりその根源にあるのは『日本大好き!』という気持ちで、その精神の表れじゃないかとも思うし。
日本人は想像力と創造力がとても逞しいから、例え一度は全てを失ったとしても、一からまた一つずつ実績を積み上げる事が出来るだけの下地があると思っている。
それは学習すれば得られるものではなくて、長い時間をかけて育まれてきた文化や思想が関係していると思うから、何回でもやり直す事が出来ると思うんだ。
もちろん、先人達の知恵や精神をこれから先も受け継いでいければの話だけれど。
今はちょっと鈍っている感覚も、最近いろいろな問題が明らかになりつつあるから、それらの事柄に触れる事で鋭敏さを取り戻しつつあるみたいだし。
一度覚悟を決めて動き出してしまえば、意外と早く問題解決出来ると思っているんだ。
だから、みんなが気付いた側からそれぞれに試行錯誤して思うところを実践しているここ最近の様子を見ていると、とても良い傾向だなと思うんだ。
兎に角、自分達なりに良いと思った事を実践してみて、ちょっと行き詰ったなと思ったら、その時に改めて方向修正をすればいいだけの事だと思うし。
人はそうやって一つずつ学習するものだと思うから、間違える事を恐れないで、兎に角、実践してみる事に価値があると思うんだ。
当然、謙虚さは失う事が無いように気をつける必要はあると思うけれど、臆病になり過ぎる必要は無いよ。
過ちに気付いたら、その時に迅速に対処すればいいんだ。
今まで気付けなかった事に気付けるって、それだけで大きな第一歩だと思う。
今まで気にも留めなかった事に気付けたんだから、これからが新しい日本の始まりになるんだと思えるし、みんなが日本をどんな国に作り上げていくのか、とても興味があるんだ。
みんながいろんな事に気付いた時点で、新しい日本としてもう既に動き出していると思うんだよね。
終わりじゃなくて始まりなんだよ。
変化を遂げる事には不安があるかもしれないけれど、その分、未来には大きな希望がある。
みんなが諦めない限り、理想の未来を必ず実現出来ると思う。
みんなにはそれだけの力があると思うし、僕はそう信じているんだ。
だから、みんなは自分が思うとおりに活動してみるのが一番いいように思う。
みんなが自分の思い描いている理想に向かって懸命に働いている姿はとても素敵だと思うし、僕も少しでも協力出来たらと思うんだ。
だから、無理しない程度にこれからも頑張ってください。
僕は、頑張っているみんなの事が好きだし、いつも応援しています。」

(2010年7月11日)





今回は、霊界の住人である鄧小平霊の意見に対して、手塚治虫霊が別の視点から見た意見を述べるという、これまでとは違った興味深い試みなのではないかと思います。
その違いを一言で表せば、タイトルのようになるのではないでしょうか。
双方の意見を読み比べて、皆様はどの様な感想をお持ちになりましたか。

【Silvercord】管理人 

2010年7月12日月曜日

鄧小平霊がマスメディアの問題について語る(その3)

先日投稿した記事【鄧小平がマスメディアの問題について語る(その1)】のコメント欄に頂いた匿名様のご意見について、『鄧小平』と名乗る霊のコメントが届いておりますので、併せてご紹介したいと思います。





■ 匿名様のコメント

鄧小平さんはやはり中国人ですね。
中国ではだます人間より、だまされる人間の方が
愚かだといいます
子の教育においても「だまされない人間になりなさい」と
教えられるそうです。

鄧さんも随分だましてきましたよね
その点は笑わせてもらいます。
中央宣伝部を統括してきた鄧さん自身は
メディアコントロールをどのようにお考えなのかしら。





■ 鄧小平霊のコメント

「確かに、私が過去にしてきた事は隠しようのない事実ですので、その事についてどのように思われようとも一向に構いません。
私を笑うことで気が済むのであれば、どうぞ、存分に笑ってください。
ですが、私の非を指摘して笑っているだけでは、今日本が抱えている問題は何も解決しないと思います。
なるほど、確かにあなたが仰っておられることにも一理あると思いますが、現実に騙す人間と騙される人間がいるのです。
その様な状況下で『騙した人間が悪い』と愚痴をこぼしていれば問題が改善しますか?
もし改善されると思っておられるのであれば、存分に愚痴をこぼせばよいと思いますよ。
ですが、実際は違うでしょう?
騙そうとする人間がいる以上、騙されないための対策を講じなければ被害が拡大するだけで、何も改善されないのでは無いのですか?
私は何も、騙す側の人間を肯定する為に今回のお話をしたわけではありません。
騙す人間がいる以上、騙されないように賢くなる必要があると言っているだけなのです。
騙される人間が大勢いるというのは、確かに日本人の善良さの現われなのかもしれません。
ですが、多くの外国人と接する機会が増える中で、何時までも日本人の間でしか通用しない感覚でいてはとても危険であると思います。
ほんの少し注意深くあるだけで被害に遭わないのであれば、騙されないように気を配る事にも意味があるように思うのです。
騙す人間の考えを改めさせる事は確かに重要な事でしょう。
ですが、それだけでは片手落ちであると思うのです。
例え一人更生させる事が出来ても、すぐ次の加害者が現れますよ。
日本の社会全体が騙す行為を受け入れない体制を整えない限り、日本は常に他国の脅威に晒される事になるでしょう。
無防備である事は何の抑止力にもなりません。
逆に、狡賢い者達に付け入る隙を作るだけです。
無防備で居続ける事で、日本が周辺諸国に対して過ったメッセージを送っている事になるのですから、そこのところは改める必要があると思います。
騙そうとする人間がいる事実を知っていながら無防備であり続ける事は罪であると思います。
初めての時は騙す人間がいるという事を知らないのですから、騙されてしまうのも仕方が無いことだと思いますが、二度目も同じ目に遭っているのであれば、それは完全に騙される側にも問題があるでしょう。
騙す人間がいるという事実を目の当たりにしていながら、何も対策を講じてこなかったのですから。
この考え方は欠片ほども気にかける必要が無いほど過っているとは思えませんが、どう思われますか?

確かに、私は皆様にとって騙している側の中国の出身ですし、中国に深く愛情を感じています。
その様な私が日本の事に口出しをするのは、皆様にとっては面白くないであろう事も承知しております。
ですが、中国人だった私だからこそ分かる事があります。
だからこそ、今の日本に決定的に足りていない部分を指摘しているのです。
それに何より、愛する中国の未来を切り開くためには、今のままでは悪い結果しか生まないことも解かっております。
今の日本の選択が中国の未来に大きく関わる状況だからこそ、私は黙って見過ごす事が出来ませんでした。
私には私の信念があり、私自身が必要であると思った事を語っているだけですので、皆様にどのように受け止めていただいても痛くも痒くもありません。
私は私の信じる事をやり遂げるだけです。」

(2010年7月11日)





匿名様に申し上げたいのは、何故鄧小平霊がこの様な意見を述べているのか、その趣旨をご理解頂きたいと言うことです。
ご意見が有れば、下のコメント欄にどうぞ。

【Silvercord】管理人 

2010年7月11日日曜日

鄧小平霊がマスメディアの問題について語る(その2)

今回は、記事【鄧小平霊がマスメディアの問題について語る(その1)】の続編として、引き続き『鄧小平』と名乗る霊からのメッセージをご紹介したいと思います。





■ 責任転嫁よりも地道な活動の継続を

「さて、前回は無防備であることの危険性と情報を扱う上での注意点をお話させていただきましたが、今回は前回のお話から一歩進んで、ご自身で対策を講じておられる皆様へ向けてお話をさせていただきたいと思います。

前回マスコミ業界のお話の中では、皆様とマスコミ業界の双方に非があり、その結果が今の日本であると申し上げましたが、ご自身で対策を講じてこられるとの自負をお持ちの皆様には「心外である」との思いを抱くようなお話であったかもしれません。
確かに、問題点にいち早くお気づきの皆様には、あのようなお話はもう必要のない過去のものと思われる方もおられるかもしれませんね。
ですが、あのお話の中にはその様な方々にとりましても、とても大切な要素が含まれていたのです。
私が前回お話したかったのは、何も無防備で何の対策も講じておられない方々に対してだけでは無いのですから。
思慮深い方ならもうお気づきの事かと思われますが、何と申しましょうか、困難に陥りやすい心癖みたいなものを表現させていただいておりますので、ほんの少し視点を変えて考えてみれば、どのような場面でも当て嵌めて考えてみる事が出来ると思います。
思うように事が運ばないなどの問題が発生した際に、先ず自分自身ではなく相手に失敗の原因を求めてしまい易い、まあ、簡単に言えば責任転嫁してしまう心癖のある方は、例えどのような対策を講じ、そこにいくら心血を注いだとしても、その努力が実を結ぶ確率は低いと思われます。
物事が上手く運ばない原因の一端は確かに相手の方にもあるのですが、その本質の部分は対策を講じている皆様の側にあるのですから。
例え、皆様ご自身が善であるとの認識から出た行動だとしても、相手の方の立場や心情にお構い無しで一方的に投げかけるだけではその思いが伝わる事は無いでしょう。
皆様がしておられる事に興味を持っていただくためには、皆様方自らが経験の中からその有効性を実感し、実践した結果が幸せを育んでいる姿を見せる必要があります。
いつも難しい顔をして、必死で余裕の無い姿を見せていたのでは、誰も関心を持つことは無いでしょう。
苦しい義務感や焦りの中から生まれたものには何の魅力もありません。
一方、輝かしい希望を胸に、苦難の中にも遣り甲斐と充実感を持って活動している姿は人々の心を打ちます。
『何故あの人達は、大変な困難の中にあってもあんなにも輝いて見えるのだろう?』と、人々はとても不思議に思うことでしょう。
自分にとって楽しい事や好ましい事、充実出来る事柄などは誰に強制されなくても、皆自ら率先して行なうでしょう?
苦しい事や辛い事は、出来れば避けたいと思うものですよね?
そうであるならば、先ず、皆様方が希望を胸に自信を持って困難に立ち向かう姿勢を貫く必要があるように思います。
もし、今の状況が辛くて苦しくて、自らを追い詰めてしまうものであるのだとすれば、それは、皆様方ご自身の対策の講じ方が誤りであると言えます。
その様なものに誰が賛同するのでしょうか?
良かれと思ってした事が、逆に人々の不安を煽りたて、絶望を生むだけなのではありませんか?
やるからには希望を見せる必要があります。
皆様の行動の先に、明るい未来が想像出来る必要があります。
そうすれば必ず人は集まってきます。
日本が壊れてしまわないように防御しているという意識ではなくて、日本の明るい未来を創造する為に全力を注いでいると、皆様ご自身が心から信じきれる活動でなければ誰も魅力を感じたりはしないでしょう。
例え活動内容が同じであっても、皆様ご自身が目を向けている先に希望があると絶望があるのとでは、受ける印象が全く異なってしまいます。
誰でも幸せを感じながら暮らしたいと思うものですから、希望を見出せる事でないとなかなか積極的に協力しようとは思わないでしょう。
私が受ける印象では、皆様の言動からは希望を感じ取れる事が少ないように思うのです。
考えてもみてください、他の誰でもない皆様の手で日本の未来を創造出来るのですよ。
安定している時代なら何となく通り過ぎてしまうかもしれませんが、今の時代は過渡期で世の中が大きな変化を遂げる節目に当たります。
その様な時代に生きておられる皆様だからこそ、出来る事が沢山あるのではありませんか?
確かにこんな時代だからこその苦労は沢山あります。
ですが、それと同時に混乱期だからこそ、皆様の発想力や創造性を試せるチャンスであるとも言えるのでありませんか?
このような経験は滅多に出来ませんよ。
どうせ同じ苦労をするのであれば、楽しみながら有意義に過ごしてみては如何ですか?
未来に思いを馳せ希望に燃えるのも、現状に打ち砕かれ絶望に嘆くのも、皆様の心一つであると思われますよ。
そして、例え何事も発しなくても、皆様のその生きる姿勢こそが周囲の方々へのメッセージとなって伝わってゆくのです。」

(2010年7月10日)





マスメディアの問題に端を発した、鄧小平霊からの二通のメッセージを受けて、ご覧の皆様はどの様な感想を持たれましたでしょうか。
私は鄧小平霊の意見に概ね同意すると共に、非常に良くまとめられていると感心しながらメッセージを読み終えました。
マスメディアが抱える問題に関心を持っておられる方はかなりおられるようですので、ご意見・ご感想をお待ちしております。

【Silvercord】管理人 

2010年7月10日土曜日

鄧小平霊がマスメディアの問題について語る(その1)

先日投稿した記事【鄧小平霊が読者の皆様の質問に答える(その2)】のコメント欄にて、ご覧の皆様から“マスメディア”に関するコメントを幾つか頂きましたが、関連して『鄧小平』と名乗る霊から“マスメディア”についてのメッセージが届きました。
メッセージは二つのパートに分かれておりますので、二回に分けてお届けしたいと思います。





■ マスメディアの問題は、情報の受け手の問題でもある

「私がこれからお話しする事は管理人様が仰っておられる事柄と重なりますし、私からお話しするのも差し出がましいことでは無いかとの思いもあったのですが、どうしても気になりましたのでお話させていただこうかと思います。
どうぞ、これからお話いたします事柄について、皆様も一度じっくりと腰を据えて考えてみていただきたいと思います。

今現在、日本では様々な問題が浮き彫りになり、それらの問題について気付いておられる方も徐々に増えてきておりますね。
今まで気にも留めなかった事柄に関心を持ち、それらの事柄が抱える問題に目を向ける事が出来るというのは大変に喜ばしい変化であると思います。
ですが、それと同時に、知らなかった頃は凪いだ状態を保っていた心の中に暗雲が垂れ込め、際限なく押し寄せる激情という名の大波に戸惑いを感じておられる方も少なからずおられるようです。
その激情の矛先は、やはり、心を大きく掻き乱す原因の一つである、皆様にとっての加害者に向けられているようです。
その一つの例がマスコミ業界ですね。
なるほど、彼らマスコミ業界は確かに大きな問題を抱えていると思います。
意図的に情報を操作している節が見られるのですから、当然といえば当然の反応でしょう。
マスコミ業界は今後も存続したいのならば公正性を心掛ける必要があるでしょう。
ですが、それらマスコミ業界に対する不満は、皆様の心の中にある『マスコミ業界の情報は公正なはずであるし、公正でなければならない』という思い込みから来ているもののように思えるのです。
だからこそ、『私たちを裏切ったマスコミ業界は責任を取るべし』という考え方に繋がるのでしょう。
マスコミ業界も人間の集まりですから、例え元は純粋な情報だとしても、一旦人手を介してしまえば、そこには必ずマスコミ業界で働く人々の主観が反映され、偏りが生じてしまいます。
例え極力客観性を保とうと心掛けても、当然のように偏りは生じてしまいます。
人それぞれに蓄積された経験に伴う知識は異なっておりますから、二人の人が居れば二つの意見が生じるのは当たり前の事なのです。
全くの偏りも無く、100%公正な情報を提供するのは不可能であると言えるでしょう。
ある人にとっては公正に思えても、他者にとっては不公正であると判断される場合もあります。
そうであるにも拘らず、その様な公正性を無意識の内にマスコミ業界に求め、彼らの提供する情報を疑うことなく無防備なまま受け入れてきたのは皆様方の落度であるのでは無いのでしょうか?
誰が何時マスコミ業界の公正性を証明したのですか?
そこには確かに納得出来る証が存在したのですか?
これらの事柄について皆様は少しでも考えてみた事があるのでしょうか?
それらの確認もしないままに、何の根拠も無く今までマスコミ業界の情報を信じ込んできたのは皆様方では無いのですか?
人は皆自らが信じるもののために働き、それらを基準にして物事を判断します。
基準にしている考え方が異なれば、当然、同じものに対する意見でも全く異なった結論を出す事になります。
結論が違えば、それらが情報の伝え方に反映されてしまうのは仕方のない事のように思います。
だからこそ、マスコミ業界の主観というフィルターを取り除く作業を皆様方が行わなくてはならないのです。
人は親近感を覚えた者に対して、より良い結果をもたらしたいと思うものです。
だからこそ、皆様がご自身の判断で情報を装飾している部分を見極める必要があるのです。
そして、その核になる情報を探り出し、繋ぎ合わせる作業が必要不可欠になります。
自らの非には目を向けずに、ただマスコミ業界のみに責任を問うのはとても簡単な事です。
それで問題が解決されるのでしたら、どうぞ思う存分に責任を追及されるのが宜しいでしょう。
ですが、実際はどうですか?
それで問題が解決されそうですか?
誰でも自らの非を認めるのはとても難しいものですが、そこを改める事が出来なければ問題を改善する事は叶わないでしょう。
“相手にも自分にも等しく非がある”という事実に目を向ける勇気を持つ必要があります。
どんなに注意を促していても、詐欺被害に遭われる方がいらっしゃいますね。
情報はきちんともたらされているにも拘らず、騙される方が後を絶たないのです。
これはどうした事でしょうか?
『私は詐欺に遭うはずが無い』という何の根拠もない思い込みに漬け込まれているからではありませんか?
この例からも解かるように、例え正しい情報がもたらされていたとしても、ご本人が無防備でいるのでは何の解決にもならないのです。
情報を得ていたにも拘らずに何の対策も講じず、ただ騙した者たちに責任を問うても何も解決される事はありません。
自らの認識の甘さを悔い、以後対策を講じなければまた被害に遭うだけです。
今の日本のマスコミ業界には確かに問題があります。
ですが、皆様が今の状況に陥ったのは必ずしもマスコミ業界だけの責任では無いのです。
皆様とマスコミ業界双方に問題があり、それらの問題を今まで見過ごしてきたからこその現状である事をきちんと理解する必要があるのです。

私がもたらすこれらの情報も、私の主観で語られておりますので必ずしも正しいというものではありません。
これらの情報も数多くある考えの中の一つであり、参考意見の一つであるということを忘れてはならないのです。
私がこうして皆様にお話をしているのも、今の日本の選択が中国の未来に大きな影響を与える事になるからなのです。
私のエゴとも言える動機からもたらされた情報なのですから、そのエゴに基づいた情報を鵜呑みにするのはとても危険な事だとは思われませんか?
情報には必ず伝える側の意図が存在します。
それらの情報をどのように扱い取捨選択をしてゆくのかは、受け手側である皆様方が判断される事なのです。
無防備であるという事は、ただそれだけで過ちを誘うのだという事をよく覚えておきましょう。」

(2010年7月10日)





マスメディアの問題に対する鄧小平霊の見解について、ご覧の皆様はどの様な感想を持たれましたでしょうか。
冒頭申し上げた様に、マスメディアの問題に関する鄧小平霊からのメッセージは二通届いておりますので、二通目は次回の投稿とさせて頂きます。
様々なご意見が有るかと思いますが、このテーマに対するご意見・ご質問については、両方のメッセージをご覧の上でお願いいたします。

【Silvetcord】管理人 

2010年7月9日金曜日

異世界の知識のエッセンスを伝える創作作品

以前投稿した記事【未来を考えてみる】にて、『手塚治虫』と名乗る霊のコメントをご紹介しました。
その際に「手塚治虫霊は今後も皆様の質問に答えて頂いたり、意見を寄せて頂けそう」と申し上げましたが、早速はつゆき様から質問をお寄せ頂きました。
手塚治虫霊の回答も預かっておりますので、質問と共にご紹介したいと思います。





■ はつゆき様の質問

大変遅くなってしまいましたが、手塚先生への質問が書けました。あまり上手くまとめられなかったので、曖昧な点があればご指摘頂けると助かります。

「手塚先生始めまして、素晴らしい作品をたくさん遺して下さったことに心から感謝します。

質問は2つありまして、創作作品の役目と、異なる世界からの支援についてです。
手塚先生を筆頭に、日本には一流の表現者が無数にいます。特に漫画やアニメの影響は世界中に浸透し、多くの人たちに愛されています。この流れを止めることはできないでしょう。

創作作品がこの世にある理由はたくさんあると思います。
単なる娯楽や癒しという面もあれば、生き延びる勇気や人生の哲学になる面もあります。
しかし、個人的に特に注目しているのは「異世界の存在を広めること」という面です。
火の鳥」はその面が特に顕著ですが、時空を超えて連なる様々な世界は荒唐無稽に見えても現実味に溢れ、本当にそんな世界があるような気にさせられます。

こちらの世界は目に見えるものしか実感がなく、表層意識ではこちらの世界以外の何の記憶もない味気ない世界です。そんな目を塞がれた世界から別の世界に旅立ったときに、「ああ、これはあの漫画と同じだ」「まるでSFみたいだ」と自然に納得できるように、敢えて創作世界では異なる世界の情報をたくさん挙げていると思っています。
この考えは正しいでしょうか?


私事で恐縮ですが、私も素人ながら漫画や小説を書いてた頃がありました。日本ではあまり知られていない神様を題材にした話でしたが、明らかに何かの後押しが働いていると実感しました。ただ、その追い風に任せるだけで幾らでも書ける、という不思議な体験でした。
そして多くの方から評価を頂き、楽しんで頂けました。
そんな体験から目に見えない世界の存在を確信したので、創作には異世界側からの何らかの意志が働くことはあると思っています。
膨大な作品を遺した手塚先生も、こういった力を受けて描き続けていたのでしょうか?」





■ 『手塚治虫』と名乗る霊の回答

「あなたはなかなか感性が鋭い人のようだね。
確かに、この世の中に生み出されている創作作品の中には、所謂“異世界”の知識が反映されていると言えるだろうと思う。
でも、いくら異世界の住人がこの世界に住む人々に知識や知恵を伝えようとしても、それらを受け止められる器を持つ人たちで無ければ受ける事は出来ない。
つまり、受け止める側にもある程度の経験と知識が必要になってくる。
それら異世界からもたらされた知識が重要なものであるのか否かは、受け止める人自身の経験によって変化するから、やはり、その重要性を認める事が出来るだけの経験を積んでいる必要があるんだ。
異世界の世界観をみんなの世界でも解かる様に表現するには、伝えられている知識の意味を理解出来るだけの経験という下地が必要なわけだ。
だからと言って表層意識の部分で常に認識していなくても、潜在意識の部分で理解していれば良いことなのだけれどね。
そうすれば、ちょっと刺激を受けただけでピンと来るだろうから。
ただ、創作活動をしている人自身が常に材料を求めてアンテナを張っている状態じゃないと、なかなかそれらの情報を受け止める事は出来ないと思う。
求める者達だけが得られるというのはどこの世界でも共通の事だと思うけれど、例え異世界間でのやり取りでも例外は無いというわけさ。
それともう一つ、異世界からの知識を受け止めているわけでは無い場合でも、前世など経験を無意識の内に手繰り寄せる事で、この世界とは全く異なる世界観を持った作品を作るのは可能な事だから、必ずしも異世界からの後押しがあると言うわけでもない場合もあるし、実際、こちらのケースの方が数多く存在していると思う。
それらの知識は創作者自身の潜在意識の中に眠っているものだから、それを何らかの切っ掛けで表層意識まで引っ張り出しただけという事になる。
どのような業界に属している場合でも、創作意欲の高い人は大抵が好奇心旺盛な人達だから、新しい事柄や常識ではありえない事柄というものに強い関心を抱き易いのも一つの切っ掛けなのだろうと思う。
まあ、どちらにせよ、それなりに経験の蓄積が必要なのは言うまでも無いけれどね。
常識に縛られるタイプの人には難しいことなのかもしれないね。」

(2010年7月9日)





ここ数年は遠ざかっておりますが、以前小説を書いていたこともある私にとっても、今回の質問と回答はなかなか興味深く拝見させて頂きました。
私の創作活動が最も活発だった時期は、脳内のスクリーンに物語の一シーンが再現され、その光景をありのまま文章に綴るといった経験を何度かしましたが、今から当時を振り返ると、皆現在の活動に向けての布石だったのではないかと思います。
その時によって、文章にするテーマは変化して行きましたが、今後とも私の「文章を通じて様々な物事を伝える」作業は続きそうです。

【Silvercord】管理人 

2010年7月8日木曜日

ジョン・レノンの境涯

今回も前回と同様に、記事【菅直人氏について】のコメント欄に寄せられた質問からお届けします。ジョアン様の質問に対して霊界の住人の皆様の回答が届いておりますので、質問と併せてご紹介しましょう。





■ ジョアン様の質問

メキシコ湾と動物虐待について質問したものです。匿名のままも失礼なのでジョアンと名乗らせていただきます。
さて、ジョン・レノンの名前が出ましたので便乗して質問させていただきます。
ジョン・レノンが現在、地獄に堕ちていると吹聴する方々がおられます。
なるほど確かに生前、彼はキリスト教会的には不敬な発言をしたかもしれない。しかしそれを以て火焔地獄に堕とされるのであればなんとこの世界は無慈悲なものかと思います。
実際のところ彼はいかが過ごしていらっしゃるのでしょうか。
かく言う私は以前、このブログでも少し話題になった◯◯の◯◯という教団にいたことがあります。
教祖にも教団にも疑問を感じ辞めたのですが、その教団では「信仰の糸を手放すとその堕ちる先は地面ではない(地獄である)」と信者を恫喝していました。
私自身は教祖、信者、自ら天に背くような行動を取りながら何を言うか、という気持ちで辞めはしましたが、今ひとつ後味はよくありません。
今の私の気持ちとしては教会とは自らの心のうちに建てるものであって、自分以外の誰か、何かに依存するべきではない、という気持ちでいます。極論、神様なるものがいなくても、善悪とあれば、善をとる、とそういう気持ちでいます。
もっと言えば、信仰心があれば偉い、というものではなく、神をけなせば地獄に堕とされる、というものではない(いや、よくはないけど)と私は思ってます。
以上、ジョン・レノンのこと、自らの考え方のありようと、
霊界にいらっしゃる方々はそのあたりのことはどのようにお考えなのでしょうか?もしよろしければお伺いしたく思います。





■ 霊界の住人の皆様の回答

「先ず、始めに言っておきますが、“地獄”という世界はどこにも存在しておりません。
地獄と感じるのか、それとも極楽と感じるのかは、全て皆様方ご自身の心のあり方に掛かってきます。
あくまでも皆様ご自身の心が感じ取るものなので、『地獄である』とか『極楽である』と明確に区別出来るような性質のものでは無いのです。
例え同じ環境に置かれたとしても、地獄と感じる方もいれば極楽と感じる方もいるのです。
個々人によって経験の蓄積が違いますので、物事の捉え方も必然的に変化するものなのです。
大抵、宗教で地獄などの言葉を使う場合は、“戒め”の意味を込めている場合が多いですね。
本来の意味としては、実際に地獄へ行くわけではなく、心のあり方を改めなければ、例えどこで暮らしていても、そこはその者にとっての地獄となるという事だと思われますが、人間の理解力にあわせた表現がなされる為に、誤解を生んでしまうような曖昧な表現になってしまったのでしょう。
人間の側の理解の限界というものもございますから仕方ない事なのですが、逆にこの曖昧さが仇となり、人心を惑わせる材料とされてしまう場合もございますから注意が必要ですね。

どのような世界で過ごす事を望むのかは全て皆様ご自身が選ぶ事であり、それらの決定に関して神は一切干渉する事はありません。
神は皆様に道を示す事はあっても、皆様の意思を無視して進路を決定してしまうような甘やかしは一切致しませんから。
他者が決めた道に沿って歩むというのはとても甘えた考え方であり、神はその様な甘えは皆様の成長の妨げになると考えておりますから、基本的に“自分の進む道は自分で切り開く”という考えを基としております。
神は皆様の選択を尊重しておりますので、サポートする事はございますが、全てを決定してしまう事はありません。
それが例え、死後に暮らす世界を決定する場合であっても同じ事です。
ですから、神が人間を生前の行いで篩い分けて行く先を決定するという事は無いのです。
全ては個々人が自ら決定し、その決定に応じて神がサポートするというのが正しい認識といえます。

『類は友を呼ぶ』という言葉が示すとおりに、未熟な霊が集まりやすい世界もあれば、成熟した霊が集まりやすい世界というものもございますから、それぞれの世界を傍から観察してみれば地獄にも極楽にも見える事でしょうね。
見え方は人それぞれ十人十色ですから、例え同じ物を同時に見ても、全く異なった答を出す方もおられる事を覚えておきましょう。

さて、ここからはジョン・レノン氏についてお話いたしましょうか。
彼は別に地獄などという世界には居りませんよ。
どうやら、皆様の世界で経験した事では納得出来ないとの思いから、より適した世界を選び、暮らしておられるご様子です。
彼は今、彼が目指すものを実現しようと懸命に励んでおられるようですね。
生前果たせなかった事を実現すべく奮闘しておられるようです。
それは彼にとって地獄とは呼べないと思われます。
皆様がその世界を観察した場合は、それぞれの経験を基に判断を下されるでしょうから地獄とも極楽ともなりうる可能性はございますが、少なくともジョン・レノン氏は遣り甲斐を感じておられるようですよ。
生前気付けなかった事に気付いたり、理解出来なかった事を理解出来るようになったりと、大変有意義な生活を送っておられるご様子です。」

(2010年7月7日)





本家サイトや当Blogでは度々『地獄などという境涯は存在しない』と述べて参りましたが、例え戒めの意味を込めて分かりやすく説明する為であったとしても、そろそろこの様な認識を改める時期に来ているのではないかと思います。
皆様の日頃の経験を思い返して頂ければ、思い当たる節が有るのではないでしょうか。
なお、ジョン・レノン氏については霊界の住人の説明に委ね、後は皆様のご想像にお任せいたしましょう。

【Silvercord】管理人 

2010年7月7日水曜日

鄧小平霊が読者の皆様の質問に答える(その2)

今回も前回に引き続いて、先日投稿した記事【菅直人氏について】のコメント欄に、匿名様からお寄せ頂いた質問を取り上げたいと思います。
今回の質問も前回同様に中国関連でしたので、ご指名ではありませんが『鄧小平』と名乗る霊の回答を預かっております。
質問と併せて、早速ご紹介しましょう。





■ 匿名様からの質問

いつも拝見して、参考にさせていただいています。
観光ビザ緩和で、中国人が日本にどんどんやってきます。
単なる観光なら、まだ良いと思うのですが、
相手が中国人となると、どんな計画を隠し持っているか判らず、現状の行く末に不安を覚えます。
それと、不動産業界が中国人に不動産を売っています。
ロケーションの良い高級マンションの売却を始め、中国人向け不動産物件の開発までしています。この動きは、目先の利益のために、まるで中国に日本国そのものを売り渡しているようにさえ見えます。
(中国人に不動産を取得させて永住させることは、つまりは日本国家領土を売り渡しているのも同然ではないかと思えるのです。)
中国国内では富裕層を中心に、日本の不動産への投資セミナーまで、行われているそうです。
日本国家の領土が中国人のものになってゆく、また中国人の投資によって、土地転がしが行われてゆく、どちらも日本にとって、非常に危険に思えるのですが、なんら法規制もなく、国民には止める術がありません。
不動産業界が目先の利益のために、こうした不動産売買を促進し、永住中国人を増やすために、わざわざ専用住宅の開発までしていることは、国家転覆罪にも値しそうな気がするのですが、霊界から見て、この状況はいかがなものなのでしょうか?
私にはこれは領土侵害に思えるのですが・・・・・。
その上、元与党は彼らに外人参政権を与え、日本人より人権を優遇する法まで整備しようとしている訳ですから、
そんな時に不動産の売買で領土を売ることは、相当、日本は死活の状況に至っている、と思えてなりません。
それも日本の不動案業界が自ら促進していることに、残念でならず、一層日本の未来に絶望感すら感じます。

私達はこれに対して、どう捉え、どう動いてゆけば良いのか、アドバイスをいただけませんでしょうか?
適任の方がどなたかわかりませんので、どなたにお聞きするのかはお任せします。





■ 鄧小平霊の回答

「日本人は本当にあなたが考えておられるほど愚かな方々の集まりなのでしょうか?
動ける立場にある方は、もう既に活動を始めておられると思いますよ。
このまま見過ごせば日本を中国に奪われると解っていながら、心ある政治家や官僚の方々が、ただ指を銜えて見ているだけであるとはとても思えません。
彼らがその様な認識で今まで国を運営していたのだとしたら、もうとっくの昔に日本という国は消滅していた事でしょう。
その様な危機に見舞われた事は一度や二度では無いと思います。
それでも、日本は今もキチンと世界の大国と肩を並べられるほどに成長して存在しているではありませんか。
日本人はもっと日本を維持する為に働いておられる方々を信頼しても良いと思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?
確かに現政権の発言や行動を見ていると、日本が消滅してしまう恐怖を感じてしまうのかもしれませんが、国政に対してあまり熱心では無い不勉強な方々に屈服してしまうほど日本の官僚は愚かではないと思われます。
今の状況を利用して、今まで溜まりに溜まっていた膿を出しきる算段でもしていると考える方が宜しいのではないのでしょうか?
日本は中国が考えているほど愚かでも弱くもありません。
寧ろ、中国の方が脆く弱い存在であると思います。
だからこそ強国であると装っているのですから。
例え乗り越えられる困難でも、諦めてしまえばそこで終わってしまいます。
大切なのは、最後まで諦めずに愛する国を、そして愛する人々を守り抜く覚悟を持って生活してゆく事です。
皆様が日本人として誇りを持ち、自らの力を信じて、今目の前にある生活を大切にしながら精一杯暮らすことで日本は守られる事でしょう。
何か特別な事をするのではなく、日本人として当たり前の生活を守ること、それが皆様に出来る唯一の防衛なのではないのでしょうか?
この国は日本人の国なのでしょう?
この国を今まで維持してこられたのは、国民一人ひとりの皆様の力でしょう?
ならば、この先何があろうと、その力を信じてもう一度立ち上がれば良いのです。
敗戦を経験しても、直、驚異的な速さで復興してきたのでしょう?
今の皆様の力では無いかもしれませんが、皆様を育ててきた先人達の教えは必ず皆様の中にも息衝いているはずです。
皆様の中に眠る先人達の教えを胸に、未来を作り上げる事は可能だと思いますよ。
国を愛する気持ちを持つ人々よ、もっと自信を持ってください。
あなた達ならばどんな困難にも立ち向かえますから。
その心に愛する気持ちが宿っている限り。」

(2010年7月5日)





鄧小平霊のコメントは以上ですが、その他にも気になる点について述べておきたいと思います。
中国人観光客に対するビザ発給要件緩和は日本国政府の措置ですので、それが問題であれば日本国内の問題であり、その様な措置を推進する人物に政治的な権限を与えた有権者の問題です。
また、中国人に対する国内の不動産売買については、現状では合法的な取引に対して新たな規制を求めるのであれば、その様な目的の規制法制定を政府や議員に働きかける必要があるでしょう。
とはいえ、不動産業者の方も不動産の売買で生計を立てているのですから、単純に新たな規制を課せば良いというものではありません。
本質的には、『不動産が売れない(需要と供給のアンバランス)』という問題があるのではないでしょうか。
国内だけでは充分な不動産の買い手がつかないので海外に買い手を求めたのであり、中国人は日本の不動産に対する魅力を感じたので購入したのだと思いますが、いかがでしょうか。
在留外国人犯罪統計を見れば一目瞭然ですが、在日中国人の増加が日本の治安を乱す懸念については同意します。
しかし、何でもかんでも『中国人だから』という理由で忌避してしまうのでしたら、物事の本質を見誤る原因となります。
現在生じている問題を解決する際に、真の原因を見極める事が出来なければ適切な対策を打つことが出来ない為に、きちんとした問題解決には繋がりません。
是非、様々な角度から物事を観察するように心がけて頂ければと思います。

【Silvercord】管理人 

2010年7月6日火曜日

鄧小平霊が読者の皆様の質問に答える(その1)

今回は、先日投稿した記事【菅直人氏について】のコメント欄に、匿名様からお寄せ頂いた質問を取り上げたいと思います。
以前、当Blogにも登場している『鄧小平』と名乗る霊と、『毛沢東』と名乗る霊をご指名でしたが、鄧小平霊からの回答を預かっておりますので、質問と併せてご紹介します。





■ 匿名様の質問

いつも拝見させていただいております。私も多少お尋ねしたいことがありましたので書かせていただきます。
韓国哨戒艦撃沈事件から、朝鮮半島有事について囁かれるようになりました。統一国家については同じ民族同士で解決することが望ましいと考えます(多少の火種はあろうとも)しかし、北朝鮮のバックに巨大な中国経済が控え北朝鮮国内の8割は中国製品、さらに地下資源に対する投資もすでに莫大なものがあり、中国が黙っているはずがありません。この半島情勢に中国は有事を持ってしても介入し北を守るつもりなのか…第2次朝鮮戦争は有っても良いと考えるのか、以前ご登場になった毛沢東霊さんと鄧小平さんにお話を伺いたいです。よろしくお願いいたします。





■ 鄧小平霊の回答

「今の中国が考えているのは保身でしかありませんから、自らの身を挺してでも北朝鮮を守るとは考えられません。
彼らが常に考えているのは“利用価値があるのか無いか”であり、自らにとって利益になる事柄にしか興味がありません。
相手の事情などお構い無しで物事を推し進めようとしますので、北朝鮮にとって中国は疫病神でしかないでしょうね。
北朝鮮も中国と似たような気質を持っているようですから、自業自得なのかもしれませんが…。
戦争などはおきない方が良いのですが、国民の事情などお構いなしですから、利益に繋がると考えれば平気な顔をして戦争を起こすかもしれませんね。
北朝鮮の地下資源の話ですが、そんなに素晴らしく質の良いものが眠っているわけではありませんし、中国のように貪りつくす勢いで掘りつくしてしまっては、あっという間に空っぽになってしまいます。
中国という国は何にしてもそうなのですが、大切に育てるという価値観が皆無なので、今目の前にあるものを貪りつくしたらその土地を捨て、新たな土地を求める事を繰り返すしか繁栄の道はありません。
ですが、それでは荒廃を生むばかりで生産性がまるでありません。
今のままでは汚染され枯れた土地が増えるばかりで、豊かな土地が失われてゆくのは目に見えて明らかな事でしょう。
今の中国は折角の成長の機会を棒に振ったばかりか、本来ならば大切にしなければならない貿易相手までをも貶め、我が物とする為に躍起になっているのです。
冷静に考える事が出来る方々ならば、それらの行動がどれ程愚かな事か容易に察しがつくでしょうが、自らの保身にしか興味の無い者達にはよく解らないのでしょうね。
世界を敵に回すという事は、自らの滅びを意味しているのですが…本当に愚かな事です。
中国が頑なになればなるほど、朝鮮半島の情勢も悪くなる一方と見て間違いはありません。
朝鮮半島の方々も早く中国とは手を切って、南北を統一して、一国として自らの国を繁栄させる為に尽力される事を心よりお祈りしておりますが、今は周囲の甘言に惑わされ、自らの意思が上手く働いてはいないようですね。
朝鮮半島の方々は、自覚して努力を重ねれば繁栄出来る要素を充分に持ち合わせておられるようですので、今のような状況に陥ってしまっているのはとても残念な事のように思います。
一日も早く朝鮮民族としての自らの誇りを取り戻し、立派な国へと成長していただきたいと思っております。
そのためにも中国とは関係を絶ったほうが良いのですが…今までの蓄積があるのでそう簡単には行かないのでしょう。

日本は本当に豊かな国だと思います。
ですが、それは必ずしも国土が恵まれているからというわけではなく、国民一人ひとりが国を愛し、家族を愛しているからこその繁栄であると思うのです。
愛しているからこそ大事に守り育てる価値観が生まれたのでしょう。
一方、中国政府は土地や国民を利用する事しか考えていません。
必然的に教育も政府に都合の良いものになり、本当の意味で国を愛せる国民が少なくなっています。
家族を愛する事は出来ますが、国を愛するのは難しいのが現状です。
国を愛せない人々が暮らす土地が果たして繁栄出来るのでしょうか?
私は出来ないと思います。
今の国土の状態がその国のあり方であり、国民性そのものを表しているのです。
中国と日本の違いは一目瞭然なのですから、日本人はもっと日本人である事を誇って良いと思います。
それだけのものが日本にはありますから。
恥じなければならないのは中国や朝鮮の方です。
自らを高める努力もせずに豊かに繁栄している日本を貶め、手中に収めることばかり考えているのですから。
もし今世界に中国しかなければ確実に人類は滅びを待つしかないでしょうが、もし日本ならば豊かに繁栄する事が出来るでしょう。
限られた国土を豊かに保ち続けているその事実だけで容易に想像出来ます。

中国は先ず、人の物を奪い取るという考えを捨てなければなりません。
そうしなければ、繁栄を享受し続ける事は出来ませんから。
中国が繁栄するためには、今手の中にあるものを大切に守り育てる事の重要性を知る必要があると思っております。
そしてその為には、国民の教育が不可欠であるとも思っております。
この世の理を知る必要があるのです。
今の中国の状況は、そのための試練であると私は思っております。
まだまだこれからの国だと思っておりますので、焦らずに今後も気長に付き合ってゆくつもりです。
今を乗り越えてやっとスタートラインに立てるのです。
それが今の中国であり、まだ走り出してもいないのが現状であると思います。」

(2010年7月5日)





霊媒によると、鄧小平霊は、中国、朝鮮共に、努力の末の成長と繁栄を望んでいるようですが、毛沢東霊にとっての北朝鮮は利用する存在であり、その国の成長や繁栄などは望んではいないようです。
御しやすい方が都合がよいと感じているようです。
あくまでも中国が強国として、世界で力を誇示する事についての関心が強いようです。
残念ながら、毛沢東霊は霊媒Mと直接意思疎通出来る状態にはありませんので、他の霊界の住人を通じて、「この様に考えている(もしくは感じている)ようだ」という断片的な情報に頼るよりありません。
その為に簡単かつ曖昧な説明となってしまいますが、ご了承下さい。

【Silvercord】管理人 

2010年7月2日金曜日

菅直人氏について

先日投稿した記事、【輪廻転生について】のコメント欄に、 匿名様からの質問をお寄せ頂きました。
大変お待たせしましたが、霊界の住人からの回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

輪廻転生はやはりあるのですね。
大好きな家族や友人との関係がこの世で終わるのは悲しいですので、また会える希望があると思うと嬉しく思います。
ありがとうございました。

ブログの内容とは直接関係ない事で恐縮なのですが、先日鳩山首相が辞めて、新たに菅首相になりました。
内閣の組閣人事はほとんど留任で、小沢前幹事長と鳩山前首相が職を辞しただけで、議員辞職もしておりません。
しかも、金銭問題について、彼らは殆ど説明もしていないのではないでしょうか?
しかし、マスコミ報道では、菅内閣が50%以上の高支持率を得ているとの事です。
本当の事なのだろうかと疑わしく思ってはいるのですが、マスコミの持ち上げ方を見てみると、TVを鵜呑みにする人は本当に支持しているような気もして来ますし、参院選で民主党が過半数を得るような事になったらと思うと本当に恐ろしいです。
霊界の皆様は菅直人総理をどのようにお考えになっておられるのでしょうか?また、今後どのように動くと考えられますでしょうか?
回答宜しくお願いします。





■ 霊界の住人の回答

「彼を動かしているのは卑屈な精神から来る怒りと嫉妬です。
これは前世での経験から受け継がれている精神なのですが、今では怒りよりも嫉妬心に支配されているようですね。
この嫉妬心と決別するには、彼自身が自分で気付いて気持ちを昇華させる必要がございます。
ですが、私どもが見る限りでは、自分自身の行動や言動に何の疑問もお持ちではないご様子ですね。
このままでは、決して野心を満たす事は出来ないのでしょうが、彼自身はその事に全く気付いてはいないようです。」

(2010年6月30日)





回答が遅くなってしまいましたが、霊界の住人から見た菅直人首相は「敢えて語るまでもない人物」と認識されているようです。
その為か非常にあっさりした回答ですが、「更に疑問があれば改めて質問して下さい」と言付かっておりますので、追加の質問がございましたら下のコメント欄にご記入下さい。
その際、出来るだけ具体的な質問の方が、意図する回答を得やすいと思います。

【Silvercord】管理人